ボーナス(賞与)は一般的には夏と冬、年に2回支給されます。
サラリーマンや公務員、そしてその家族にとって待ち遠しいボーナス。春も終わり夏が近づくにつれ、いつ頃どれくらいもらえるのか?気になりますよね。そこで、2017年のボーナスの支給日や平均額、そしてボーナスの使い道ベスト5について調べてみました。
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2017年、夏のボーナス支給日はいつ?公務員、一般企業別
夏のボーナスは一般企業に勤めるサラリーマンだけでなく、公務員も支給されます。
一般企業は早いところでは6月10日前後に支給されますが、6月下旬から7月上旬頃に支給されるのが一般的です。特に金曜日に支給されるところが多いようです。
2017年は6月30日と7月7日が金曜日ですから、この両日に支給されるところが多いと考えられます。
国家公務員や国会議員、地方議員は法律によって毎年6月30日と決められており、2017年も同日で金曜日に支給されます。地方公務員も条例によって決められていて同日にしているのが一般的ですが、地域によって多少の違いが生じて日程が前後する場合があるようです。
ちなみに、一般企業の中には四半期毎に年4回に分けて支給するところや、中小企業などではボーナスを支給しないといったところもあります。
2017年、夏のボーナスの平均額は?
2017年の夏のボーナスの支給平均額を予想するのに、2016年に支給された夏のボーナスの平均額を調べました。
国家公務員の2016年の夏のボーナスは、管理職を除く行政職員(平均36.4歳)の平均支給額は約63万100円で、前年(2015年)夏に比べて1.6%増えた約1万200円増でした。
上記の通り、国家公務員のボーナスは法律で決まっており、今回の増加も2015年の給与法の改正により、支給月数が0.05月引き上げられた(1.945月→1.995月)ことによります。
一般企業の中でも大企業といわれる東証一部上場で従業員500名以上の主要業種大手245社を対象とした経団連の調査では、平均支給額は90万5,165円でした。
これは2015年に比べると1.46%増え、増加は4年連続となっています。また、90万円を超えるのは2008年以来となりました。
気になる2017年のボーナスの支給額ですが、労務行政研究所が2月1日に発表した「賃上げに関するアンケート調査」の中で、労使ともに2016年の夏と同程度に増加する見通しが高いそうです。
日本経済新聞が調査した2016年の全産業の夏のボーナス平均支給額は、82万2,272円でした。2015年の夏に比べると1.03%増ですが、伸び率は半分以下となりました。
以上のことから、2016年は前年より伸び率は鈍化したものの夏のボーナスは増加しました。この傾向は2017年も同様と見込まれているので、
国家公務員:63万100円×1.6%=64万182円
大企業:90万5,165円×1.46%=91万8,380円
一般企業:82万2,272円×1.03%=83万741円
程度になるのではないかと予想できます。
また、多くの企業では3月期決算が夏のボーナスに影響を与えますので、年度末の決算発表にも注目しておくと参考になると思います。
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2017年、夏のボーナスの使い道ベスト5!
ボーナスが支給されると何に使おうか考えるのも楽しいですね。一方で既に決めている、決まっている支出もあります。参考資料として、2016年夏のボーナスの使い道ベスト5を記載しました。(価格.comリサーチ https://kakaku.com/research/)
順位 | 使い道 | 平均消費額 | 前年比 |
1位 | 貯金 | 20万7,429円 | +5.9% |
2位 | ローン返済 | 16万7,261円 | -10.9% |
3位 | 子供の教育費 | 13万2,324円 | -9.1% |
4位 | 旅行・外出(海外) | 11万8,098円 | -26.0% |
5位 | 金融商品(投資信託・株式等)の購入、外貨預金 | 11万8,026円 | -29.1% |
1位は毎年「貯金」です。やはり老後に備えてということに加えて節目毎の大きな出費、不意の出費などのためにも貯金しておくことは大事という考えですね。
2位のローン返済もマイホームやマイカーなどを購入する方が多いですから納得です。
4位の旅行・外出は季節柄、旅行に行く人も多いからですね。
全体的に前年に比べて金額ベースでは減少しており、特に大きな出費となるものについては慎重になっているような結果でした。これらの順位は3~5位までは変動することはありますが、ほぼ変わりませんので2017年も同様だと予想されます。
まとめ
一般企業ではボーナスの支給やその額は個人の実績だけでなく、会社の業績などが大きく影響してきます。最近では4年連続して増加しており、現在のところ2017年も増加の見込みのようです。
ボーナスの使い道も1位は「貯金」、2位「ローン返済」の順位は毎年変わらず、全体の順位を通しても将来への備えなど堅実な傾向が伺えます。
以上、「2017年夏のボーナスの支給日はいつ?平均額、使い道を調査!」でした。
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