英語技能の検定で有名なものは、英検、TOEIC、TOEFLとありますが、その中で一番長く日本で行われているものが英検です。その英検の試験方式が、2016年から変わったのはご存知ですか?
今回は2017年に予定されている英検の申込み受付から試験日程、合格点のライン、発表時期がいつなのかをまとめました。
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英検2017年試験日はいつ?
英検は年に3回の試験を実施しています。
学生であれば学校、英会話教室などは教室側が申込み、団体受験という形で受付けられます。個人の場合は、英検を運営している「日本英語検定協会」に直接申込みします。
最近では公式HPからの申込みが一般的なようですが、コンビニや一部の書店でも申し込みができます。
【第1回検定】
受付期間:2017年3月10日(金)~5月12日(金) ※書店は5月8日(月)締切
一次試験:
本会場 6月4日(日)
準会場(すべての団体)6月3日(土)、4日(日)
準会場(中学・高校のみ) 6月2日(金)
二次試験:
A日程 7月2日(日)
B日程 7月9日(日)
【第2回検定】
受付期間:2017年8月7日(月)~9月15日(金) ※書店は9月8日(金)締切
一次試験:
本会場 10月8日(日)
準会場(すべての団体) 10月7日(土)、8日(日)
準会場(中学・高校のみ) 10月6日(金)
二次試験:
A日程 11月5日(日)
B日程 11月12日(日)
【第3回検定】
受付期間:2017年11月21日(火)~12月20日(水) ※書店は12月13日(水)締切
一次試験:
本会場 2018年1月21日(日)
準会場(すべての団体)2018年1月20日(土)、21日(日)
準会場(中学・高校のみ) 2018年1月19日(金)
二次試験:
A日程 2018年2月18日(日)
B日程 2018年2月25日(日)
試験会場となる本会場は、日本英語検定協会が設置する公開会場のことです。準会場は申込責任者が定めた申込団体単位の会場のことです。中学・高校の場合は学校の教室であることがほとんどです。
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合格ラインの点数は?
2016年の第1回から新しい合否判定方法「英検CSEスコア」というものが採用されています。これは、国際標準規格CEFR(欧米で主流の外国語の学習者の習得状況を示すガイドライン)にも対応しています。
「CSEスコア」とは、英語の技能ごとの能力を絶対指数で示したものです。
この方式によって、従来のように試験ごとに合格ラインの点数が変わることはなく、どの回、1級から5級のいずれの級を受験しても結果は明確な数値で比較されます。
この合格基準の数値は過去の英検のテスト結果から算出されているそうです。
【一次試験】
級 | 合格基準スコア | 満点スコア | 測定技能 |
1級 | 2,028 | 2,550 | R.L.W |
準1級 | 1,792 | 2,250 | R.L.W |
2級 | 1,520 | 1,950 | R.L.W |
準2級 | 878 | 1,200 | R.L |
3級 | 746 | 1,100 | R.L |
4級 | 622 | 1,000 | R,L |
【二次試験】
級 | 合格基準スコア | 満点スコア | 測定技能 |
1級 | 602 | 850 | S |
準1級 | 512 | 750 | S |
2級 | 460 | 650 | S |
準2級 | 406 | 600 | S |
3級 | 353 | 550 | S |
【スピーキングテスト】
級 | 合格基準スコア | 満点スコア | 測定技能 |
4級 | 324 | 500 | S |
5級 | 266 | 425 | S |
※R:Reading、L:Listening、W:Writing、S:Speaking
新しい採点方法について、下記の3つが変わっています。
・技能(Reading、Listening、Writing、Speaking)ごとに下記のスコアが均等に配分されている。
1級:850点
準1級:750点
2級:650点
準2級:600点
3級:550点
4級:500点
5級:425点
・同じ正答数であっても回次によりスコアは異なる
・合格するためには、技能のバランスが重要
つまり従来の1問1点ではなくなり、各技能の満点スコアは決まっているものの1問あたりの配分が何点なのか不明になりました。従来だと苦手な技能の失点は得意な技能で挽回できていたものが、この改訂によっては受からなくなっています。
自己採点での合否ラインは判りづらくなってしまいましたが、1級や準1級は各技能の正答率が7割程度、2級以下は各技能の6割程度の正答率で受験者の多くが合格しているようなので、このあたりが参考になるようです。
合格発表はいつ?
英検の合格発表は、公式HPにおいて一次試験は12日前後、二次試験は9日前後から閲覧できるようになります。(公開直後はかなりHPが混み合います)また、郵送では一次試験は約3週間後、二次試験は約2週間後に届きます。1級から3級の一試験の合格者には、二次試験の受験表も入っています。
正確な合否の結果はすぐにはわかりませんが、一次試験翌日にはHPで解答速報が公開されます。自己採点すればおおまかな参考にはなるでしょう。合格していそうなら、すぐに二次試験の準備にとりかかるといいと思います。
まとめ
2016年から変わった採点方式や合否判定によって、合格ラインの絶対指数が示されました。今まで以上にどの技能もバランスよく勉強しておかないと難しくなったようです。
英検は取得した級によっては高校や大学などの入学試験などで有利になります。成果を生かせる検定なので、しっかり目標を定めて勉強のスケジュールたてて臨みたいですね。
以上、「英検2017年の日程 申込み、試験はいつ?合格ラインの点数や発表日も!」でした。