岐阜県高山市で行われる『高山祭』は、全国的にとても有名で旅行会社が遠方からツアーを組むほど人気もあります。見どころはなんといっても「屋台」とよばれる豪華な装飾が施された山車です。
今回は2017年の開催日程や見どころ、当日は混雑が必至の駐車場の情報と渋滞予想などについてまとめてご紹介します。
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高山祭2017春 日程はいつ?
高山祭は岐阜県高山市で毎年に行われる、春の「山王祭」と秋の「八幡祭」の総称です。どちらも毎年日程は決まっていて、春の高山祭(山王祭)は4月14日と15日に、付近の氏神様である日枝神社周辺で行われます。
見どころはなんといっても豪華な装飾が施された“屋台”と“からくり奉納”です。
日程:2017年4月14日(金)、15日(土)
時間:4月14日(金)9:30~21:00、4月15日(土)9:30~16:00
場所:日枝神社 周辺(岐阜県高山市城山156)
お問い合わせ:0577-32-5328(飛騨高山観光案内所)
日程が決まっているお祭りなので、年によっては平日のみの開催という場合もありますが、2017年は金曜日と土曜日の週末開催です。平日はお仕事や学校という方にも訪れやすいですね。
高山祭の見どころ、屋台について
高山祭の見どころはなんといっても「動く芸術品」と言われる華麗で緻密な装飾が施された12台の屋台、そのうちの3台は“からくり屋台”となっています。
昼にはお披露目である“屋台曳き揃え”と“からくり奉納”、14日の夜は数百個の提灯を飾った屋台が町を巡行して各屋台蔵に帰っていく“夜祭り”が行われます。
これらの屋台は国の有用有形民俗文化財、そして屋台行事そのものは重要無形民俗文化財に指定されています。ここでの「屋台」とは、他の地域では「山車」「曳山」と呼ばれていて、有名なものは祇園祭(京都市)と秩父夜祭(埼玉県秩父市)があり、高山祭と合わせて日本三大曳山祭と言われています。
≪春の高山祭のスケジュール ≫
※2016年のものです。2017年分はわかり次第、追記します。
〇4月14日(木)
9:30~16:00 屋台曳き揃え(お旅所前4台、神明町通り8台)
11:00~11:50 からくり奉納(1回目)
13:00~16:00 御巡幸
15:00~15:50 からくり奉納(2回目)
18:30~21:00 夜祭り
〇4月15日(金)
9:30~16:00 屋台曳き揃え(お旅所前4台、本町一丁目2台、さんまち通り6台)
10:00~10:50 からくり奉納(1回目)
12:30~16:00 御巡幸
14:00~14:50 からくり奉納(2回目)
※からくり奉納は2日間とも時間が異なるのでご注意ください。
※雨天の場合、上記の行事は中止となります。その場合の日程の順延はありません。雨天時でも天候によっては、各屋台蔵に入った状態の屋台を公開することがあります。
※曳き揃えの場所、巡行の詳しいルートなどは、公式HPで紹介されますのでご確認ください。
16世紀後半から17世紀頃から始まったとされる高山祭では、江戸時代後期から屋台が作られるようになり、西洋の自動人形(オートマタ)の歯車などを参考にした日本独自の“からくり”が組み込まれるようになりました。
その複雑な動きは今でも人の手によって操作されていて、高山祭に行かれた際には“からくり奉納”ではぜひご覧いただきたい行事です。
【2016年 高山祭(山王祭)の様子】
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高山祭2017春 駐車場情報
春の高山祭では市営・公営・民営の有料駐車場が用意されています。駐車台数が多い駐車場をピックアップしてご紹介します。
市営駐車場は24時間入出庫対応、昼間(8:00~20:00)30分までごと150円の料金がかかります。
〇市営空町駐車場(岐阜県高山市馬場町2-115) 126台
〇市営花岡駐車場(岐阜県高山市花岡町2-14-4) 157台
〇公営駅西駐車場(岐阜県高山市昭和町1-22-10) 210台
また、市営・民営駐車場が満車になってからは臨時駐車場が開設されます。雨天時は開設しない場合がありますし、朝からは開設しないのでご注意ください。
〇花里小学校臨時駐車場(岐阜県高山市花里町1-54) 250台
〇西小学校臨時駐車場(岐阜県高山市総和町2-18-1) 150台
市営駐車場などの満車・空車情報は公式ホームページでリアルタイム表示されます。お祭り当日には参考にしてみてくださいね。
高山祭の渋滞予測
とても人気があるお祭りなので、毎年会場周辺は渋滞が発生します。中心部は観光客で混雑していますし、終日もしくは断続的に車両通行止めなどの交通規制が入るところがあります。また、駐車場は中心部から満車となっていきます。
高速道路は早朝から高鷲ICの手前から始まり、お祭りが開催される1時間前頃には高山市内へ行くために飛騨清見ICから降りても大渋滞となっていくようです。
高山市内の道路は細く、抜け道もほとんどありません。高速道路を降りてからは会場までは渋滞は避けられないでしょう。その為、時間には十分余裕をもってお出かけください。
途中のサービスエリアなども混雑が予想されますから、長時間車内にいることを考えると小さな子供を連れて行く場合は、簡易トイレを持参すると安心ですね。
また、JR高山駅からは臨時バスが出ますから、渋滞を避けて下呂に車を停めて鉄道を使って移動するのも渋滞回避の方法の一つになると思います。
まとめ
春の高山祭の見どころである豪華な装飾が施された屋台は12台あります。これは秋の高山祭のものとはまた別の物です。中でも、複雑な動きを見せる“からくり屋台”による「からくり奉納」はおすすめしたいポイントです。
とても人気がある高山祭は、毎年渋滞が発生しています。お出かけの際は、時間に十分余裕を持ってくださいね。
以上、「高山祭2017春 日程はいつ?屋台、駐車場、渋滞予測を事前に知ろう!」でした。